
青いくじらの涙
このページは 南嵜 久美子さんの 詩集から
いくつか紹介させていただいています。
・・・南嵜 久美子さんについて・・・
久美子さんはAlstrom症候群という病気でした。発症した いろいろな病気と向き合い その中で、ステキな詩を残されました。
青いくじらの涙のお問い合わせ・購入はコチラ
![]()
道
みんな
この道を通ったんだ
みんな
それぞれの目的に向かって
歩いたんだ
みんなが目指すたびに
道は拡がりのびていく
大地をしっかり踏みしめ
上を向いて歩けば
あしたという日にいくことができる
![]()
青いくじらの涙
僕は夢の中で
母さんの夢を見た
なぜあんなにも辛くてきびしい生い立ちを
背負わなくてはならなかったのか
ぼくにはわからない
足の不自由な少年は
車椅子を漕いで
青い世界へ入っていった
空には入道雲が立ちのぼり
車椅子は少しずつ海に浸かり
やがて少年の頭の上にも
青い世界が拡がった
やあ、よく来られたね
目の前には
青いくじらのやさしい目があった
![]()
心の中に一輪の花を
心の中に一輪の花を
そっと置いてあげたい
悲しんでいるとき
悩んでいる時
さびしいと思っている時
そっとやさしく
一輪の花を置いてあげたい
どんなに小さくても
どんなに少しのやさしさでも
あなたは小さいやさしさを
大きく育てることができると思うから
あなたの心の中に一輪の花を
そっと
置いてあげる