青いくじらの涙


このページは 南嵜 久美子さんの 詩集から
いくつか紹介させていただいています。

・・・南嵜 久美子さんについて・・・ 
 
久美子さんはAlstrom症候群という病気でした。発症した いろいろな病気と向き合い その中で、ステキな詩を残されました。


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みんな
この道を通ったんだ

みんな
それぞれの目的に向かって
歩いたんだ

みんなが目指すたびに
道は拡がりのびていく

大地をしっかり踏みしめ
上を向いて歩けば
あしたという日にいくことができる





青いくじらの涙


僕は夢の中で
母さんの夢を見た

なぜあんなにも辛くてきびしい生い立ちを
背負わなくてはならなかったのか
ぼくにはわからない

足の不自由な少年は
車椅子を漕いで
青い世界へ入っていった
空には入道雲が立ちのぼり
車椅子は少しずつ海に浸かり

やがて少年の頭の上にも
青い世界が拡がった

やあ、よく来られたね

目の前には
青いくじらのやさしい目があった




心の中に一輪の花を


心の中に一輪の花を
そっと置いてあげたい

悲しんでいるとき
悩んでいる時
さびしいと思っている時
そっとやさしく
一輪の花を置いてあげたい

どんなに小さくても
どんなに少しのやさしさでも
あなたは小さいやさしさを
大きく育てることができると思うから

あなたの心の中に一輪の花を
そっと

置いてあげる